単立 相模原ホーリネス教会へ ようこそ

 

3月27日(日)より 中央区小山3-31-3 にて 礼拝を行っています

「私にはすべてが可能です」
            (新約聖書 フィリピの信徒への手紙第4章13節)

バタフライ効果

  •  エドワード・ローレンツという気象学者が、「ブラジルでの一匹の蝶のはばたきは、テキサスに竜巻を引き起こすことができるのか?」という題で講演をしました。わずかな変化やきっかけが、世界を動かすような、予測不能な力を引き起こす可能性がある、という考え方です。こうしたことは気象にとどまらず、社会現象にも当てはまるのではないかという問いかけが、「バタフライ効果」という言葉を生みだしました。
     考えて見ると、日本にも「風が吹けば桶屋がもうかる」とのことわざがあります。「バタフライ効果」と同じ理屈です。
     ①風が吹くと舞い上がったほこりで目の病気がはやる。→目を患うことで目が不自由な人が増え、目が不自由でもできる仕事の一つとされていた三味線弾きが多くなる。→三味線の需要が高まり、製作のために欠かせない猫の皮の消費が急増する。→猫がいなくなるためネズミが増える。→多くなったネズミがいたるところに出没し、桶を始め生活雑貨をかじり始める。→かじられた桶を修理に出すため桶屋がもうかる。
     荒唐無稽と思える論理ですが、起こりうる可能性もあるわけです。

     NHKで放映している「映像の世紀」の新シリーズのサブタイトルが、その「バタフライエフェクト」です。私はベルリンの壁の崩壊にまつわる回を見たのですが、まさにバタフライエフェクト(バタフライ効果)だと言える逸話でした。
     ご存じのように、第二次世界大戦後間もなく、世界は資本主義国と社会主義国に大きく二分され、対立関係が生み出されました。とりわけドイツ、朝鮮半島、ベトナムなどは家族をも分断され、行き来さえままならない状態になっていたのです。
     この状況下、抑圧された東ドイツで生きる3人の女性がいました。将来を不安視していた物理学者のアンゲラ・メルケル、体制批判を歌にこめたニナ・ハーゲン、デモで自由を訴えた美術学生のカトリン・ハッテンハウワーです。その、それぞれの蝶の羽ばたきが、1989年、政府報道官のひとつの失言を機に共鳴し合い、ベルリンの壁崩壊というとてつもない変革を引き起こしたのです。

     ダビデという少年が投げた一つの石が無敵の武将ゴリアテを倒し、圧倒的に不利だった戦いを勝利へと導きました。やがてその少年は王となります。(サムエル記上17章)。この出来事だけでなく、聖書は、立場が弱く、なきに等しい者だけではなく、身体的、社会的にハンディキャップを負った者たちの一石が大きな奇跡を起こしている記事であふれています。

     神さまは私たちに「羽ばたき」を促しておられます。それはあまりにも小さい出来事かも知れません。しかし、そこに神の力が働くなら、あなたの羽ばたきがとてつもない竜巻を引き起こすことも可能なのです。

    「私を強めてくださる方(神)のお陰で、私にはすべてが可能です」(フィリピの信徒への手紙第4章13節)